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Amazing Grace 1 ~誓願と召命と魂の道と 

なんだか今回の旅の余韻は
日を追うごとに 大きくなっている。

どうも京都だけでなく、
いろんなところに繋がっている感じ。

なので、誰かのどこかが必要かもと思い、
個人的な Soul journey の記録、連投します。

ベースは星の言
葉、命(魂)の言葉です。

いま読みかえしてみたら、今回は
サタンリターン・ジュピターリターン
もうすぐ海王星が逆行をはじめる魚サイン
やっぱり 旬な感じです。

そして、やはり長文になりました。

ご縁あって読んでいただき 感謝。

*******************

京都初日、友人と久しぶりの再開。
帰り際に『平山郁夫展』の券をもらう。

平山郁夫/シルクロードにはピンとこなかったのだけれど
会場の龍谷ミュージアムに魅かれた。

最近、片岡龍峰氏
(宇宙物理学)のblogをよく読んでいたから、
龍の峰と龍の谷に 繋がりを感じたのだ。


部屋に戻り ミュージアムのHPを開く。

「ベゼクリク石窟大回廊復元展示」の一文が飛び込んできた。

「あっ、これだ」 というカンがして、
ドキドキしながらクリック。

http://museum.ryukoku.ac.jp/bezeklik/index.html

なんだ~ これ~  

回廊が原寸大で復元され中を通れる…
12分間の映像も上映されるらしい。

さざ波のような興奮がわきあがってきて
「ここに行く。」と 何度もつぶやいた。
(平山郁夫展なのに… 平山さん ごめんなさい)


翌日、作業をおえてミュージアムへ。

出かける支度をしてたら、
Amazing grace が聴きたくなる。

仏教壁画を見に行くのに~(笑)

でも、こういう時、湧き起るものは要チェック。
youtube で、いろんなバージョンを聴いてから出かける。

ミュージアムは地図で見ると西本願寺の目の前だ。

ちょうど東本願寺と西本願寺の間に位置する。
どちらも親鸞聖人を開祖とする浄土真宗の二派の本山。

東と西 (シルクロード)ってことね、と思いながら、到着。


受付をすませロッカーに荷物を入れ、身支度を整える。
入口の案内で、回廊の映像の上映時間を聞く。

「あいにく1時間に1回の上映なのですが…
あ! ちょうど4分後に始まりますよ。」

ラッキー! 
メインの展示物をすっ飛ばして、シアタールームへ。
(平山さん ごめんなさい)


椅子に座ると、すぐに上映が始まった。
1分ほどして 斜め前の女性の携帯が鳴る。
その着信音が Amazing Grace shine

「マナーにしてたはずなのに、 ごめんなさい」と女性。

どうしたしまして。
嬉しいサプライズ。

映像はベゼクリク石窟寺院の案内から始まる。

それは、かつてシルクロードの要所だったトルファンにある。

寺院は華麗な壁画で飾られていたけれど、
20世紀初頭、各国の探検隊が訪れ、剥がして持ち帰ったため
現在は見るかげもなく荒廃しているのだという。

龍谷大学の復元チームは、現地の壁に残るわずかな断片と
各国に散らばった壁画の断片を
他の壁画や図版資料などをもとに繋ぎ合わせて復元に成功。


そのチームは、学内の情報処理を専門とする教授と
伝統仏教文化を専門とする教授が中心になり、
様々な知を持ち寄るという形で作られた。

そして仏教美術の知識と
最新のデータ処理技術が融合することで、
失われた壁画が超高精細デジタル画像として蘇ったのだそうだ。


残されている全体図の図版等を目当てに、
バラバラになった断片を線や色を頼りに合わせていく様は、
とんでもないピースのジグソーパズルをしているようにだった。


復元された第15号石窟の、他に
類をみない特徴は、
全ての壁画が「誓願図」であることなのだそうだ。


誓願図というのはは、
釈迦が前世で出会った仏(過去仏)を供養し、
「自らも悟りを開き仏陀たらん」と誓願し、
過去仏から来世での成仏の予言を得る場面を表す。

王族に生まれた釈迦が、出家し仏となったわけ、
過去の所以を描いた図ということだ。


私なりの理解なのだけれど、
仏教の世界観では、過去世の釈迦が
来世での成仏を誓ったから仏になった。

スピリチュアルな世界観でいえば
釈迦は自らの魂の道や目的に気付き、
そこへ進んだと言えるだろう。

また、キリスト教的な世界観だと、Calling /召命。
神の恩寵によって呼びだされ、天啓をうけ、
神の導きによって仏となったということなのか。

誓願図に特化した仏教文化遺跡の復元は、
単に壁画の復元にとどまらず、
釈迦の魂の道が蘇った、というように感じるるなぁ。


そして「復元」というエネルギーはもっと多層的に響き、
トルファンで壁画の作成に携わった人、
時を経て壁画の復元に携わった人、
そして壁画を見た人、
全ての人の魂の道の復元、という意味もあるように思う。

短い映像だったのだけれど、わけもなく涙があふれ
不思議な気持ちのまま展示室へ。

原寸大に復元された回廊を歩いてみる。

高さ約3.5mの誓願図が並ぶさまは圧巻だったけれど
何かが語りかけてくる感じはしない。

もしかすると、私にとっては
あの12分のメイキング映像が大事だったのかもしれない。

回廊をでて、同じフロアのガンダーラ美術の仏像を見る。
このガンダーラ美術は1-5世紀に花開いた仏教美術。

仏陀そのものの偶像を崇拝することを否定していたインド仏教と
ギリシャ美術とが出会うことで、「仏像」を生みだした美術だ。

展示されていた仏像、特に初期のものはギリシャ風。
巻髪だったり、長髪を肩に垂らしていたり
表情も豊かでイケメン揃い(笑)
人間味を感じさせるパワフルなものだった。


「聖☆お兄さん」という、
人間界で休養中の仏陀とイエスを描いた漫画がある。
初期のガンダーラの仏像は、
その漫画に描かれたイエスのようだった。


仏像の表情は時代をおって変わっていく。
見開いていた目は伏し目がちになり、
表情は静かになり、エネルギーは内的にとりこまれていく。


異なる様々なものが融合することで
個性が解体され、双方のエッセンスが融合されて
どちらにも分けられないものとして顕れる。

シルクロードって魚サインぽっいなぁ、と思いながら
階段をおり、ようやく 絵の展示会場へ…
 

入って目に飛び込んできたのは
有名なシルクロードの大作ではなく「仏教伝来」だった。
彼の転機となったシリーズだ。


平山さんが仏教を題材に選んだ理由の一つに 
被曝体験がある。

広島原爆で爆心3kmで屋内被爆。
直後に市内へ入りながらも被爆地での飲食を避けたため、
奇跡的に生をうける。

戦後、画家を志し、芸大に進み卒業後助手に。
ちょうど作風の確立に苦悩していた頃、
原爆の後遺症が発症。
死への恐怖と、生への渇望。
作画への苦悩、経済的な困窮。

それは まさに彼の土星が初めて回帰し
魂に刻んだ「為すべきこと」と出会うサタンリターンの頃だ。


身体的にも経済的にも追いつめられ
「死ぬ前に一枚でもいい、心に残る絵が描きたい。」と
思いつめた時、新聞で小さな記事に出会う。

そこには、
『東京オリンピックの聖火はギリシャで点火され、
シルクロードを通って東京にもたらされる。』と書いてあった。

その時
『あたかも天啓をうけたかのように、目の前に
絵の構図がうかびあがってきたのだ(本人談)』という。

その衝動から生まれた「仏教伝来」シリーズで
ようやく画家として立つことを果たす。


天啓・・・
誓願図が 浮かんだ。


その後、3回目のジュピターリターンの時
オリエント追跡調査団に参加することになる。

仏教伝来の道を自分の足で確かめたいという強い思いが
シルクロードを引き寄せたのだろう。
それは生涯を通じての旅へとなった。

平山さんにとってのシルクロードは
広島から仏へと向かう道、
魂の道だったのかもしれない。


召命、すばらしき神の恩寵。

今日のAmazing Graceは ここに続いていたのか。

その後、彼は4回目のジュピターリターンの時 
「やっとあの日を描くことができる」という衝動が沸き起こり
「広島生変図」を描いている。

http://masuda901.web.fc2.com/page1ba2.html


一面に広がる炎の中に超然と立つ不動明王が描かれ
憤怒の形相で  「生きよ!」と 叫んでいる。

被曝直後に入った市内での凄惨な記憶、
生き残った後ろめたさ、
死への恐怖を、
木星が超越させたのかもしれないなぁ。



おまけ Amazing Grace  押尾コータロー 

http://www.youtube.com/watch?v=ACB7Ljpb0Ac

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