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ふたつの時間 ~ 木星

二つの時間、クロノスとカイロスについて書こうとしたら
先にジュピターリターンについて書くことになった。

もちろん「ジュピターリターンの経験」を書こうと思ったら
まずはジュピターリターンについて書かねば・・・という経緯もある。

でも、この時期
つまりは木星がプレアデス星団と響きあう時期だから
なにかあるんじゃなかろうか・・・と思ったら、閃いた。

そうだ、神話だ。


木星の「領域を超えて、さらなる上位のものに出会いたい」という衝動は
私たちの祖先に「神話」という物語を書かせた。

人間界の先に「神界」という舞台をつくり
天象・気象などの象徴としての神を描き「神話」とした。



神々は実に人間味あふれる存在として描かれ
神話には人が生きる術のようなものが記述されている。


とはいえ、私たちが
アイデンティティというものを尊重するようになり
個々の内にある神性=未知の可能性に気付くまでの長い間、
術を駆使し、豊かな可能性を生きることが許されるのは
神話の中の神々や
神格化された権力者・為政者に限られたのかもしれない。


民として生きているにもかかわらず
うっかり内なる神性に気付いてしまった者たちは
異端として迫害されたり
社会的に抹消されたりしたことだろう。

そんなことにうつつを抜かすより
畑を耕し、生きる糧をえ、子孫を増やし
生活を安定させることが必須だったのだから。


さて「衣食住たりて礼節を知る」というけれど
私たちは、生命活動としての生が安定することではじめて
「今」や「自己の存在」という概念をもてるのではなかろうか。


そして「個」の存在を実感し
命の存続を実感できることではじめて、
未来を思い描き、生きることについて考えるのかもしれない。


逆の見方をすれば、人生の意義に気付くことは
自己の存在を肯定し、生を安定させるとも言えまいか。


そんな視点で周りを見渡してみると、
どんな人生をおくっていても
自分の生に意義を感じている人は
逆境とよばれる時期であってもタフである。

しなやかに、忍耐強く時を待つことができる。

自分に納得がいっているから
喜怒哀楽が豊かでも、存在がユラグことがない。

日々を平凡に過ごしていても
「もっとスゴイ何か」を求めて焦燥することもなければ
「何者かになるべきだ」と思いこみ、苦悩することもない。

風がふけば風がふくように
雨がふれば雨がふるように
命が生きるがままにさせる。


人生や運命が、自らが描く命の物語だと承認して生きることは
木星の恩寵をフルに活用すること。

それは「神話」に描かれた神々に近付くこと
いや、もしかしたら
先祖が想い描いた「神」を超えることなのかもしれない。

さて、木星の英名はジュピター 
ローマ神話のユーピテルが語源となっている。

ユーピテルはギリシア神話のゼウスにあたる。
ゼウスは神々・人類双方の守護神であり父であり
天空神として全宇宙・を統治する。

そして神々だけでなく、人間の女性との間にも
多くの子孫を残したとされる。


そのゼウスの父はクロノスだ。

クロノスは子供に地位を奪われる恐怖から
生まる子供をかたっぱしから飲み込んだ。

何番目かにゼウスが生まれた時
母は産着に包んだ石を夫クロノスに飲み込ませて子を守る。

成人したゼウスは、クロノスに薬を飲ませて兄弟たちを吐き出させ
一致団結してクロノスをたおして勝利し
全宇宙の神となったのだという説がある。

ゼウスの兄弟は
飲み込まれた時の順番と逆に吐き出されたので
再誕生した時に兄弟の順列が逆転した。



個人的には
クロノスが吐き出した逆順(時計まわりではない回転)や
クロノス(的時間)にゼウス(神話/人生の意義)が勝つこと
そしゼウスが人間の女性と交わり、半神が生まれたことが
二つの記事と共鳴して感じてる。


オリンピック開催中でもあるし
(オリンピックの元になった祭典はゼウスの栄誉を祝福して開催された)
ゼウス/ジュピター/木星 
まだまだ 注目しておいていい感じがするよshine



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